上部消化管内視鏡(経鼻・経口)


先端にカメラのついた管を鼻もしくは口から挿入し、食道・胃・十二指腸をリアルタイムに観察します。胸やけや胃もたれ、胃の痛みなどの症状の原因検索や胃の健診(胃透視、胃のバリウム検査)で異常を指摘されて行う2次健診等に行われます。また、最近では胃の健診として胃透視(胃のバリウム検査)ではなく初めから胃カメラを行うことも多くなってきています。

逆流性食道炎、胃ポリープ、胃炎、胃潰瘍、胃がん等の病変を認めたら必要に応じて生検(一部分をつまんで組織を採取し顕微鏡の検査に提出)を行います。
 

当院では、経鼻内視鏡(鼻から挿入できる細い胃カメラ)と経口内視鏡(口から挿入する、いわゆる通常の胃カメラ)を患者様の病態とご希望から選ばせて頂きます。検査パターンとして下記のようになります。

@    経鼻内視鏡を鼻から挿入 

A    経鼻内視鏡を口から挿入 

B    経口内視鏡を口から挿入 

具体的には

カメラ後に仕事や予定があり検査後早く日常生活に戻りたい方は胃腸の動きを止める筋肉注射を行わずに行え、経鼻挿入により嘔吐反射も少ない@がお薦めです。

Aは@を希望されたが鼻炎や鼻腔ポリープ等で経鼻内視鏡が鼻を通過しなかった時、胃カメラ後に仕事や予定があるかたにお薦めです。(→詳細は経鼻内視鏡のページをご参照ください)